苫前町 教育長 齋藤浩正
 共同の立場でやっていきたい。札幌から苫前商業高校には、全生徒の6割くらいきている。地元は力を
入れて支援している。札幌からたくさん生徒がきているので、それで地元の学校といえるのか、という批
判もあるが、理解を求めている。現在、寮3つ。5〜6万円かかるところ、3万5千円の負担を生徒にお
願いしている。寮の従事者、生徒募集は後援会にお願いしている。後援会にかかる費用波長が負担してい
る。町の商工会では、生徒と交流を持つべく、いろいろな行事を行い、焼き肉パーティなども行ってい
る。また、サハリンとの交流も行っているし、長期休業中の生徒の規制費用も町で負担している。
 今、先進国で40人学級というのはない。40人という固定概念を捨てた方がよいと多方面に訴えてい
る。1人1人に目のゆきとどいた教育がいいと思っている。適正配置計画で学校や地域を切り捨てるのは
いかがなものか。地元の高校がなくなるのは、対外的にもイメージダウン。多様化に乗ると(羽幌)高校
の独自の存在が難しくなると思っている。少人数学級の検討を道は真剣に検討してほしい。どこまで続く
かわからないが、高校支援策も含め、最後まで努力をする。
 あなた達が訴えていることは当然のことだ。
小平町 教育長 東海林孝一郎 学校管理課長 佐々木光弘
 訴えは当然の内容で、ともに頑張っていきたいと思う。小平町に高校はないが、高等養護学校誘致の時
以来頑張っている。ひょっとすると、そちらの学級減があるかもしれないと思っている。なんとしても下
降線をたどらぬよう頑張りたい。
また、複式学級の問題は、小平町では集落があちこちにあるので深刻な問題。教職員の配置を何とかして
もらいたいといつも訴えている。
留萌市 教育長 阿部洋一
事前に資料をもらっていたが、問題はないと思う。この問題に関しては、要請があれば議会でも、意見
書をあげている。
義務制は実質30人以下が多い。生徒数が学校建設当時の3分の1くらいになっている。地域懇話会を
開いているが、先生方がどこまで生徒に関われるか、限界があるのではないかといういことで、地域の
方でも協力していこうとしている。しかし、高校生が数人一緒にいるところへ声をかけるのは、「おっ
かない」という人が多い。いま、幼児虐待問題が報道されることが多いが、親として育っていない親が
多いのではないか。PTAの問題もあろうが、学校に頻繁に出入りできるような体制づくりが大切だと
思う。PTA懇談会に来る親の子どもはそんなに問題はないが、来ることができない親にどうサポート
するかが重要と思う。
留萌高校は定員割れの状況であり、募集自体減る可能性がある。そうなると定員も減になり展開授業等
も維持できなくなる。地域の方に協力していただいて、この署名も広がるようにしたい。
増毛町 教育長 別段正道
 増毛高校は地元率が約半分で10数人しか通学していない。今年は9人。高校にもっと何かやってもら
わないと。1間口の学校が子どもたちにいいかどうか。選択教科も開設できないような教員配置になって
いる。しかし、学級減には反対。郡部の学校は存続がかかっている。