オホーツクコース   その1
■9月3日
 佐呂間町(教育長 中村裕、管理課長 浅田清)
 07年度までは佐呂間高校は現状維持出来るが、その後特例2間口になる心配がある。30人学級は賛
同できるし首長部会等で主張している。町全体の出生数は約50人。中卒者の7〜8割は地元の高校に進
学し後は北見へ進学。

 常呂町(学校教育係長 吉武雅幸)
 同じ規模の町と変わらない教育予算。常呂高校の将来が心配。15人くらいが網走市内に進学。役場の
職員もギリギリの定数。高卒の就職場所が地元にない。離農も増加。小学校低学年の指導が大変、ゆきと
どいた教育以前の問題。

 網走市(教育長 三原平)
 周辺の市町村の関係で複雑。市内の高校が2〜3間口にならないようにと思っても微妙。私立の網走高
校に250万円補助。昨年は南ヶ丘の間口削減反対で3回ほど道に陳情に行った。

 女満別町(生涯学習課長補佐 岩原繁)
 高校存続推進会議を町内の団体に呼びかけ8月に道教委に要請をした。少子化の中で高校存続といって
も住民に理解してもらうのが難しい。制服を生徒へプレゼント、職場体験学習、沖縄などの道外の視察に
旅費。中卒83人中38人地元へ。
                                      
 美幌町(教育長吉武敏雄、細川準一教育部長、馬場博美学校教育課長、石沢憲学校教育係長)
 高校が示した「女高プラン21」が実現すれば素晴らしい。2年連続間口減になったので今回はないで
しょう。30人学級は道に陳情してい
る。農業高校へ町外からの通学生に補助、生徒募集のパンフに補助。美幌高校への補助も検討中。町外へ
の流出2割。町としては2校体制。

■9月4日
 端野町(教育長 白馬幸治、管理課長 大場一夫) 
 30人学級についても学級減反対についても北見周辺市町村と一緒に道に要請。学級の定員が少ないほ
ど子どもに目が行きとどく。市町村独自の少人数学級は難しい。北見商業には北見市から7割が通学。高
校の組合は進んでいるが小中は旧態依然としている。

 北見市(教育長 加藤元章、学校教育部長 鹿又登美雄、学校教育部次長 服部一喜)
         毎月協議して子育てについて話し合っている。定数改善の北海道分は十分ではない。私学の           経営難の問題も何とかしたい。今年市内は中卒が50人増えるが今後心配。学級を減らさないで学級
の定員を減らしてほしい。
           
 留辺蘂町(教育長 石谷忠義)      
 総合学科が始まって以来、定員どおり入学している。学区内の学級減は来年が心配。市町村合併には反
対している。小学校の山村留学も定住ではない。高校のハード面は整備された。どういう成果が出るかは
これから。7割は北見市から通学している。

 生田原町(管理課長 三浦義行)
 すでに小中学校自然に30人以下学級。ある小学校2・3年複式。少子高齢化しょうがない。複式解消
は国の施策で考えてほしい。国の流れは都会中心、田舎切り捨て。交付税は1億3千万円減額。北海道が
もっと力をもって国の政治に抵抗してほしい。ハッキリ言って残念。


 遠軽町(教育次長 太田徹)
 少子化で学区内が心配。小学校については地区の住民の思いがある。先生の子どもでもってい学校もあ
る。山村留学は本州から問題を抱えた生徒も来るので一概に良いとは言えない。地方分権と言っても財政
的な保障ない。シャッター閉めている店多い。中2のヨーロッパ研修昨年から中止。
30人以上学区外へ
。遠軽高は部活でもがんばっている。郁凌出ても就職厳しい。10数億かけてつくった町立高校つぶせな
い。

 上湧別町(教育長 高橋利則)
 屯田兵が入りつくった学校。湧別高校の周年行事でPTAがビデオを作成してくれた。町も補助をした。
組合立で始まっているので道立だが地元の学校という意識が強い。湧別町と一緒にさまざまな支援してい
る。道教委に昨年は学級減反対で陳情した。地元の子どもたちが途方にくれることのないようにしたい。
地域の子どもたちは地域で育てたい。会期100年に高校生がテープをつくってくれた。地域の父母も学
校をほめる。しかし中卒の3割は遠軽に進学。

 湧別町(教育長 竹内洋嗣)
 授業参観日に父母に湧別高校の間口削減の心配があると協力をお願いした。町議会でも訴えた。湧別高
を地元の高校ととらえている。湧別高校生の全道大会参加の旅費補助もしている。地方交付税が8,00
万円減額されている。私学は特色が大切。学区については、道教委の都合で変更し納得できない。